《遊蝶花》 1951年 下関市立美術館

雪景、献花、古城など、9つのテーマから具象画家・岡鹿之助の造形世界を再考。
初期から晩年までの代表作品70点で構成する10年ぶりの大回顧展―。

 

2008年4月26日(土)―7月6日(日)
ブリヂストン美術館

   
 いけられた数輪のパンジー、森の中のフランスの古城、空を背景にくっきりと立つ燈台などを、細かい筆触で描いた岡鹿之助は、多くの人々に愛されてきました。1920年代のパリやブルターニュで築かれた岡の技法と作風は、1939年に帰国したのちも、生涯、大きく変化することはありませんでした。しかし、制作上の果敢な冒険や、より高い完成へ向かおうとする情熱は見逃すことはできません。
 本展では、初期から最晩年までにわたって、岡鹿之助がこだわり続けた9つのテーマから、この画家の全体像と造形の方法論を探ります。「秩序」「静謐」といった言葉のみで語られがちだった岡鹿之助の、活力に溢れ、生き生きとした新たな魅力を感じていただければ幸いです。

 

 

 

1章 海 《信号台》 1926年 目黒区美術館
本展9つのテーマ
1章:海 2章:堀割 3章:献花 4章:雪 5章:燈台
6章:発電所 7章:群落と廃墟 8章:城館と礼拝堂 9章:融合

 

会期 2008年4月26日〜7月6日
休館日 月曜日(5月5日は開館)、6月11日
開館時間 午後10時―午後8時
(日曜・祝日は午後6時まで)
※入館は閉館の30分前まで
入場料 一般 1000円・シニア(65歳以上) 800円
・大高生 700円・中学生以下無料
石橋財団 ブリヂストン美術館
〒104-0031 東京都中央区京橋1丁目10番1号
ハローダイヤル:03-5777-8600
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
 

2章堀割 《堀割》 1972年 ポーラ美術館
   


3章 献花 《献花》 1964年 ポーラ美術館


6章 発電所 《雪の発電所》 1956年 ブリヂストン美術館

   


8章 城館と礼拝堂 《僧院》 1966年 ポーラ美術館

関連企画・土曜講座
「岡鹿之助への、5つのいざない」

第1回 5月31日(土)
田辺徹氏 成安造形大学名誉教授
岡鹿之助−パリ、音楽とその身のまわり

第2回 6月 7日(土)
岡谷公二氏 跡見学園女子大学名誉教授
岡鹿之助とアンリ・ルソー

第3回 6月14日(土)
林洋子氏 京都造形芸術大学准教授
1920年代の岡鹿之助―藤田嗣治というパリへの扉

第4回 6月21日(土)
冨田章氏 サントリーミュージアム[天保山]学芸部長
岡鹿之助とジョルジュ・スーラ

第5回 6月28日(土)
貝塚健 ブリヂストン美術館主任学芸員
“発電所”探索−岡鹿之助が見たもの、考えていたこと